倉田冬樹だけど沢野

顎骨に人工歯根を埋め込んで義歯を固定するインプラントは、その部品の接続構造により、以下に示す何通りかに分かれています。

人工歯根とアバットメントが一体型で、一回法の施術に用いられるのを1ピースタイプといいます。

それ以外に、これらが別パーツになっている2ピースタイプがあり、こちらの方がメジャーです。

この2ピースタイプはさらに、人工歯根にアバットメントを接続する部位の形で、結合部分が凸面になっているエクスターナル・コネクションと、凹面になっているインターナル・コネクションがあり、接続が簡単なインターナルタイプの方がシェアが多くなっています。

これはインプラント治療の大きなメリットですが、仮歯が入れば、義歯だと気づかれることはまずありません。

見た目からしても、自分の歯のように自然な感じを保てるので自分から、義歯だと他の人に明かさないでいればこれは義歯だと思われることも考えなくて良いのです。

自分の歯と変わらない見た目を選ぶ方にはこの治療が一番ふさわしいでしょう。

1年近くもかけてインプラントを定着させ、やっと歯のある日常が戻ってきたと思っても、それで終わりと思って油断するのは禁物です。

ずっと使い続けられるかは、治療後のメインテナンス次第なのです。

劣化させないための口内ケアを歯医者さんや衛生士さんが教えてくれますから、それを守って、常に歯を綺麗にしましょう。

日常的な努力を積み重ねることが大事なのです。

さらに、インプラントの場合、歯の神経がないので、口の中で何か異変が起きていても、なかなか気付きづらくなっています。

治療が終わってからも歯医者さんに通うのが大事ということですね。

1本から2本の欠損した歯に対して、インプラントもブリッジも適用できますがそもそもインプラント治療とは何かというと、あごの骨に開けた穴に人工歯根を埋め込んでその上に義歯をかぶせます。

一方、ブリッジ治療では、義歯を支えるため、両側の歯を一回り細く削り、その上から義歯のついたブリッジをかぶせるのです。

審美性を考えた場合、インプラントとブリッジを比較して、インプラントの方が良いと言えます。

加えて、ブリッジ治療では、健康な歯をブリッジのために削ることを迫られる辛い面があります。

インプラント治療の成果を左右する生活習慣はいくつかありますが、その中でも喫煙の影響は小さくないと覚悟してください。

インプラント治療が終わるまでには最低でも数ヶ月必要です。

埋入手術後、周辺組織が回復して、人工歯根とあごの骨がしっかりつながることがその後の治療に関わる重要な問題です。

組織の形成には、タバコのニコチン、一酸化炭素などが例外なく阻害する働きをします。

快適に使えるインプラントを手に入れたいなら、少なく見積もっても、手術から治療完了まではつらくても禁煙するのが正解です。

インプラントが虫歯になることは絶対ありませんが、だからといってメンテナンスは自分の歯より楽とは誰も言っていません。

特に人工歯根に異変があったら、すぐに診てもらわなくてはなりません。

食べかすが歯垢となり、炎症を起こすと当然、歯肉炎や歯周病は起こり得ます。

残存している歯と同様に歯科医に指示されたブラシなどがあればそれも使い、まずは口腔内をきれいに保ってください。

そして、歯科医に指示された間隔で専門的なメンテナンスを受けてください。

どうしても避けられない問題ですが、インプラント治療は治療全体を通して、相当な出費になります。

この治療が保険適用になるのはごく少数例で、厳しい条件を満たさなければならず、自費診療として始めるしかないのがどうしても高額になってしまう原因です。

現状では最低線が十数万円、難しい治療を受けるケースでは費用はその数倍に及ぶことをくれぐれも忘れないでください。
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長年放っておいた虫歯があり、ついに歯を抜かなければならなくなりました。

隣の歯の状態から見れば、ブリッジも可能でしたがインプラントにすると、このようになりますよと説明されインプラント治療に決めました。

保険がきかないため、高額になりますが安定して噛むためにはインプラントの方が良いといわれました。

手術して、だんだん噛めるようになり、間もなく噛んだときの違和感がなくなってきたのでインプラントが正解だったと思います。